ブレイドアンドソウル rmt 防衛相に小野寺氏 丸川五輪相は交代へ

ブレイドアンドソウル rmt 安倍晋三首相は3日の内閣改造で、岸田文雄外相(60)が兼務する防衛相に小野寺五典元防衛相(57)を起用する方針を固めた。環境相を含めて2015年から閣内にいる丸川珠代五輪担当相は交代させる方針。自民党役員人事では、竹下亘国対委員長(70)の総務会長か選対委員長への起用を検討している。

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報問題や東京都議選中の失言で稲田朋美前防衛相が辞任したため、首相は防衛相経験者から人選を進めていた。小野寺氏は第2次安倍内閣で12年12月から14年9月まで防衛相を務めた。

 さらに首相は挙党態勢を築くため、政権と距離を置く自民党の野田聖子元総務会長(56)の起用を探っている。

 ロシアとの経済分野の交渉を担う世耕弘成経済産業相(54)、今村雅弘前復興相の失言による辞任を受けて4月末に就任したばかりの吉野正芳復興相(68)、公明党の石井啓一国土交通相(59)は留任の方向。自民党の茂木敏充政調会長(61)を重要閣僚として処遇する方針だ。松山政司参院国対委員長(58)の起用も検討している。岸田氏の処遇が今後の焦点になる。

 自民党役員人事では、二階俊博幹事長(78)と高村正彦副総裁(75)の留任がすでに固まった。竹下氏の後任の国対委員長には森山裕元農相(72)や浜田靖一元防衛相(61)が浮上している。

 一方、首相は自身に近い高市早苗総務相や塩崎恭久厚生労働相らを交代させ、「人心一新」を図る。学校法人「加計学園」の問題で注目された国家戦略特区を担当する山本幸三地方創生担当相、「共謀罪」法を巡って不安定な国会答弁が目立った金田勝年法相、「参院枠」の鶴保庸介沖縄・北方担当相も交代の方向だ。

 首相は3日午前に自民党役員人事を行い、与党党首会談を経て、同日午後に内閣を改造する